デンマークの葬儀

先日、隣に住む93歳になったばかりの女性が亡くなり、葬儀に参列することになった。デンマークの田舎での葬儀はほぼ100パーセント町の教会で行われる。

棺は教会の祭壇前に安置され、棺の上には花束がおかれ、花束は通路に並べられる。参列した葬儀では教会所属の牧師ではなく、亡くなった人の息子さん(息子さんの一人はコペンハーゲンの教会で牧師職にある)が務めた。葬儀には約70名ぐらいが参列し、葬儀に参列する人たちの服装は日本と異なり、普段着に近い人が多く、黒の服装で参列した人は数少なかった。デンマークの田舎では土葬がまだ残っており、教会での葬儀が終わると遺族の方々が棺を持ち上げて墓場まで移動する。そのため棺には持ち上げられるように両側に3個づつ手すりが付いている。墓地は何年も前に他界したご主人の傍に、あらかじめ2メートルほどの穴を掘ってあり、棺はロープで、ゆっくりと穴の底までつりさげて安置された。参列者が帰った後、教会の人によって棺には土が盛られその上に教会の通路に飾られていた参列者からの花束置く、墓場に置かれて花束は枯れたころを見計らって廃棄処分されることになっているという。

 

葬儀への参列者には、遺族から午後のコーヒーや紅茶を出すサービスがある。町の参列者から集める香典料は日本に比べても安く、一人当たり40クローネ(約800円)夫婦の場合その倍となっていた(了)。

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コメント: 2
  • #1

    Marcel Niccum (火曜日, 24 1月 2017 18:45)


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